30代サラリーマン卒業までの奮闘記

30代でサラリーマン卒業して起業するぞ!

人生の3つの坂

人生には3つの坂があると言われていますね。

・上り坂

・下り坂

・まさか!(向坂といいたいところですが)

 

上り坂を駆け上がっているような時期って誰しもあると思うんです!

それこそ、飛ぶ鳥を落とす勢いといいますか、大好きな格闘技で例えるのであれば1994年~1996年初期頃までのピーター・アーツ

〝沈むことない太陽〟の如く強すぎる実力を発揮し、どんなタイプの相手だろうが自分のスタイルでねじ伏せる、憎たらしいくらい強いなんてのも言われていましたね。

周囲からも、最強と言われ、褒めちぎられ、大いに期待され、勝利すれば歓喜に包まれます。

普通の人で例えるならば、一流大学への入学を決めて、成績優秀に4年間を過ごして大企業に就職するような流れでしょうか。

もしくは、企業内で新入社員時期から努力を重ねて、功績を認められ、中間管理職~管理職に就くような流れですかね。

 

しかしこういった時期、過信と慢心が隙を生むこともまた事実。

特に若い人なんかは、この頃のアーツのように練習(努力・自己研鑽)をせずに飲み歩いたりと好きなことばかりをしてしまうこともあるもの。

やがて、上り坂は緩やかにその角度を下げていき、自分が気が付かない間に平地になり、いつの間にか緩やかな下り坂に変化している。

 

さて下り坂!

圧倒的な実力を持つアーツに対して追いつき、追い越せと周囲の選手は自分の個性・そして実力を磨くわけです。

一撃必倒の剛腕フックを磨きに磨いたマイク・ベルナルド

その練習の賜物を前にして〝暴君〟は勝利を期待する観客の前で敗れました。

そしてそこからスランプに突入するかのように、同じ相手に敗れていきます。

 

一般社会でも下り坂というものは隋所に見られますね。

今まではエースとして存在していた会社で、有望な若手に追いつかれ追い越されていくとき、愛情をかけてきた子供が高校や大学を卒業して手元から自立していなくなるとき、育ててくれた両親との死別などなど。

 

そして、こうした上り坂や下り坂だけでなく、予期せぬ出来事〝まさか〟も人生には突然やってきます。

それこそ、小さなまさかの出来事には誰しも無意識に対応しているのではないでしょうか。ところがそれが大きなまさかだと事態は深刻になりますよね。

 

まさかの出来事への対処は日々の積み重なり、習慣・人としての力量、が出てくるのだと思います。

 

なにかと格闘技に例えて申し訳ないですが、アーネスト・ホーストマーク・ハントと戦ったときにレフェリーのミスジャッジで、2R途中にスリップをダウンと宣告されました。

まさかの出来事!!ほとんどダウンすることはないし、そもそもダウンではない。

ポイントは2ポイント減、当然焦る!!

ところが、焦ってドタバタすることも、無理に倒しに行くこともせず、日々の練習で培ってきたカウンターのローキックとクリーンヒットを貰わない鉄壁のディフェンス、抜群の距離感で試合を支配して判定勝利に持ち込みました。

 

これは私の推測ですが、ホーストは焦りの中でこう考えたのだと思う。

1Rは確実にポイントを取って10‐9、2Rはミスジャッジとはいえ2ポイント取られたが試合のコントロールや攻撃の的確性で8‐9、冷静に対処して3Rを10‐9で終えればトータルで私の勝利は揺るがない、いつも通りの私の試合を続行するまでだ!と。

 

焦らないその姿をみて、まさかへの対処はとても大切だと実感します。

日々の習慣を大切にし、ひとつひとつ積み重ね、環境やあらゆることに感謝し、希望を持って前進し続ける、ミスがあれば修正する、こうした繰り返しができればきっとまさかへの対応も素晴らしいものとなるのではないかと考えます。

 

それでは、今この瞬間を大切に!!